ことだま

引っ越して5日経ちました。

「毎日顔を出してね」と、今日は時間割まで一緒に考えて下さった。
あまりにも優しくて実直すぎる、私の経験上ニュータイプの先生。
院生は私を含めて４名、そのうち３人はドクターさんなので
マスターは私だけ。
外部生だし、たった一人の修論生なので本当に何から何までお世話されてる。
たった一人でスタートだけど、おかげで今のところ学校のことに関しては安心。
同期はたったの20人、そのうち基礎系は6名。

私は少し迷ったけど、今までと同じ喋り方でやっていくことにした。
熊本風味の阿波弁のまま。
わざわざ熊本弁に戻すのも、こちらに染まるのも、標準語にするのも違う気がした。
さすがに３種類の方言を使い分けるのはめんどくさい。

年々、初対面の人との接し方がわからなくなって、本当に無口になっていく。
今は周りのみんなが天才に見えて、余計に近寄りがたい。
でもみんな優しく話しかけてくれる。
アドレスとか交換した。

不安なのはみんなも一緒なんだなぁって思った。

引っ越しの搬入日は両親が手伝ってくれた、でも
熊本でもこっちでも、私はあんまり笑ってなかったのかもしれん。
卒論うまくいかなくて、それ以来不安で、ホントに苦しい２ヶ月だった。
最後まで親が心配そうに「あんまり暗い顔ばっかりだけん…」て言ってた。
ごめんね。
今思えば、あんまりご飯食べられなかったのもそのせいかも。

自分で作り上げた不安だから、きっと自分にしか解けないんだろうなぁ。
能力とか才能とか、決して不変なものじゃなくて、
いつでも開くしいつでも消える可能性があるものだから、
決めてかかるのはよくないってわかってるつもりだけど。

まだまだわからないって、希望の余地を残してあげよう。

今まで通りの私で、少しだけマシな行動力を持てるように。