積み木崩し

昨日は夜ご飯を食べながら，たくさんたくさん話した．

あんなに正直に自分のことを話して
あんなに正直に自分のことを話してくれて
そのあと全然嫌な気持ちにならなかったことが不思議．
今までとは違う．

他人の涙を見るのは久しぶりだったから，少し動揺した．
だけど，すっきりした表情に変わってくれてうれしかった．
GW明けに心身ともに疲れてたのかイライラしてて
それをぶつける先も発散する場もなくて，
結局やっぱり自分は独りなんだなーって思ってたけど，
全く同じように，しんどい思いしてたってこと知って，
やっぱり自分しか見えてなかったんだなーと反省した．

さみしいなー，孤独だなーとか，独りよがりになってるときって
もしかしたら，周りを客観的に見えてないだけなのかもしれない．

言葉にするのが苦手な人なのに，一生懸命話してくれて
尊敬してくれて，
私の言葉をひとつひとつ大切に拾ってくれる．
よくしゃべるし，適当な性格やから，スルーされるのが当たり前だったけど，
軽い何気ない相槌にさえも，その意味を十分に推測して
何かしら応答してくれるから，こっちも言葉に気をつけるようになる．

いかにシンプルに気持ちを伝えるかということ，
また強く意識するきっかけをもらったかな．

単なる自己呈示であろうとなかろうと，私には関係ない．
話してくれたという事実が，それだけでうれしい．
嘘でも，本当でも，その人から紡ぎだされた産物なんだから．

君が思うほど，世間は厳しくないんだよって，言いたい．
それはいろんな人に対して．
たった1人でも，自分を受容してくれる人がいれば，あなたは生きていける．
そして，例え完全に理解していなかったとしても，受容してくれている人は，必ず居る．
でも，わかってほしいんだよね．
なかなか叶わない，願いだよね．

たくさんたくさん話して，私はまたちゃんと自分に戻ることができた．
自分の居る場所はどこなのか，今自分はどこに居るのか，
これまで独りじゃ解けなかったそういう疑問も，他者の存在が確かめてくれる．

このブログも，もっともっと自分らしく，自己満で書ければいいなと思う．

今の状態を維持していければいいんだな．
私はこれでいいんだな．

「甘いものでも食べに行きましょう」
相手のためにそう思ったのか，自分のためにそう思ったのか
きっとお互いよくわからない状態になってるんだろうな．
だけど，甘いものが食べたいなーと思った．
そういう気分的な欲求は，いつも一人で消化してたけど，
一人で行くのとそう変わらない気持ちで，「では一緒に行きますか」って言った．

こんなに解り合うと，今度はすれ違うのが怖くなるけど
それも多分お互いに思ってることだから，いいか．

研究者としても，友人としても，素晴らしいパートナーだと思う．
こういう出会いは，一生に一度あるか，ないかﾚﾍﾞﾙやろうから，
大切にしなくちゃ．